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天狗歳時記

天狗

Gastronome(ガストロノーム、美食学者)
辻調理師専門学校卒業、調理師。在学中は西洋料理と西洋料理の歴史を研究、古典フランス料理にルーツを見出だすが現在は日本人が作り食べる西洋料理を模索。昨今のウチメシ文化に疑問を持ちStandalone化した「個」の食に社会の崩壊を感じ今だからこそ食を囲む楽しみを多くの人に理解してもらいたい一心で『下山手通二丁目食堂』をオーガナイズ。「究極」のありえない芸術としての『食』に対し限りなく究極という点を狙い続けるキッチンスナイパー。大阪辻調理師専門学校を卒業後道に迷いながらも2003年より神戸でBAR melを経営、修行を積み重ね現在も修行をし続けるその姿に自らを天狗と名乗る。小学生でYMOというテクノにやられ10年ほど前よりハードミニマルテクノにハマりDJを始める、現在はテクノを中心に幅広いジャンルで自店や神戸を中心にDJ活動を行っている。2005年にはテクノDJ RYOUTA UTSUMIとのユニット「猿プロジェクト」としてアルバム『猿大卒業』をリリース、テクノだけの枠に囚われずアンビエントやドラムンベースなどの音源も収録されている。また2008年から2009年にはCDをプレスする金がなくUSBメモリースティックに曲を入れて販売もしていた。2010年には天狗が自ら作詞作曲したバンド時代の楽曲『愛はいつか』をヴォーカロイド初音ミクにより役15年ぶりに陽の目にあてる。そして2009年より神戸のシーンを盛り上げるための三ヵ年計画『ラグナロック作戦』を発令、そして2010年ついにその(優柔不断ともいえる)重い腰をあげ選ばれた仲間たちを募り自らが指揮するパーティ「Sabbatic」を開催同時にmelのDJ集団の組織名をSABBATICとし生存率3%という過酷な条件でメンバーの育成にも取り組んでいる、当パーティで二代目天狗争奪戦を企画し腕利きのレジデントDJの中から二代目天狗しゅらんを選出させ現役天狗を退こうとしたがしゅらんSABBATIC脱退の為現在も天狗名義では活動しているものの実質SABBATICの最高指導者であり総裁である。時にRATZONEやDoPeMAN名義を名乗る事もある。

アーカイヴ

2012/01/23 その四 東京グルメ2

この世の中にはまだまだ知らない食べ物がたくさんあります、料理研究をしておりますとそのもの自体は知っていても食べた事がないもののなんと多いことかと思い知らされることがあります。日本国内の食品でもまだまだ食べたことのないものが多くあり昨年から開催されている究極グルメパーティ「ねばぐり」などでかつて食べたことのない技法で作られた納豆を知る良い機会をいただきました。そんな私の東京でのグルメ記を皆様にご紹介いたしたいと東京グルメと題し2回に渡ってお贈りいたしております。

毎回旅に出て思うことは「どこまで食えるか?」という疑問です私のような貧乏人の私が古代ローマ人のように食べては嘔吐し一日中食べるというような奇怪で勿体無い食が(頼まれてもお断りですが)出来るはずもなくただ豚のように貪り消化を待つ身として消化の時間は非常にポイントとなってまいります、我が尊師 辻静雄先生は美食探求に明け暮れた晩年冷や汗をかきながら食べていたといいますもちろんこれも私過労死の一種で私も先生を師と仰ぐ以上はこのような死を迎えるのも本望と思っておりますのがその程度でくたばっていたのでは先生を越えることすらできないので消化を早くする動きやインドの秘術であるヨーガを用い食欲と消化をコントロールしておりますこの私の秘術は他の誰かが真似をすれば大怪我をすることがありますので人には安易にお教えすることができません。

深々と冷え込む2012年1月7日の東京の夜、私は従者deamonと古くから知る東京在住のDJラバンバと三人で武蔵小山の彼のスタジオで忘れ物を取りに帰りタクシーに乗り込み恵比寿enjoyhouseへ向かいました二人は相当満腹の様子でしたがまだ私には序の口でここからがむしろ勝負で今回の最重要任務である東京でのDJプレイでどれほど爆発し体力を消耗し消化能力を上げれるかでこの後どれだけ食べれるかいうことばかり考えておりました。DJプレイの心配はないのか?不謹慎なやつだと思われる方も多いでしょうが私の中ではすでに選曲も出来上がりすべての計算は終わっておりました土壇場になりセットを考えているようではどうしようもありません、必勝を心がけるSABBATICとしては涼しげな顔をして己の順番を待ちその場を盛り上げる動きをいたします見苦しい様は見た途端そのDJプレイさえ見たくなくなりますのでDJの最低の配慮として私心がけております。ビールを飲みシャンパンをいただき楽しんでおりました、東京の方は皆様親切に私や従者を迎えてくださり色々とお話などしてくださいました関西のシーンの話や食べ物のこと…今回旅をしておりまして気がついたのですがどうも東京のビールはサッポロビールが多いのです。関西ではどこへいってもサッポロということはありませんがどうもそのような気がいたしました。抜群の動きでDJをやり終えまたビールを飲んであっという間のパーティは終了いたしました、非常に楽しかったパーティでしたのでこのお話はいつか講釈いたしますとします。打ち上げにメンバー全員で行った中華料理屋があったのですがここだけ唯一今回の東京旅行で私の機嫌を損ねたお店でした、ラーメンの味自体は凡庸なもので深夜まで開けている店舗ならよくある味だと思いましたが店の親父の態度が非常に気に入らず東京の方にご馳走していただいたにも拘らずイライラとしておりました、しかし怒りをはじめとする負の感情はは胃の消化を悪くさせますのでひたすらよそ事を考え精神を保っておりましたパーティ中お客様とお話しておりまして「東京で何を食べたい」と伺われ築地の朝市での食事とらーめん二郎と答えますと築地は日曜なので閉まっているので(開いていたとしても)あまり良い店はないと言われらーめん二郎に関してはわざわざスマートフォンでどの店舗が開いていてどの店舗が行けていないと客同士が口論になるほど真剣に調べていただきました、目黒と兵庫県民ならサンダと読んでしまう三田の2店舗がピックアップされ「やはりメグジロ」でしょ?!と目黒の二郎を最終的に決めていただきました。無愛想極まりないいかにも低脳を絵に描いたような親父がまだビールの残るグラスをさげようとした時「まてや、おっさん」と口を滑らせてはしまいましたが心はすでに今からどうにかしてたどり着かねばならない築地の朝市の食堂のことでいっぱいでした。出際に東京ではじめてはいた舌打をし眠いから帰りたいと言っているオーガナイザーのカノーさんに無理矢理道案内を頼み地下鉄に揺られ築地へ行きましたが皆さんが仰っていた通り日曜の築地の市場は閑散としておりましたここまでのお話を聞いていて目に付く明かりが胡散臭いとは思いましたが開いているお店はそこだけでしたので入りましたがやはり胡散臭さは爆裂の観光客の足元を見る思い出お土産リピート結構のお店でした、海鮮丼は雲丹まぐろイクラが入って900円でした。マクドナルドの店員がポテトを勧めるより感情的にそしてしつこく店のおばさんは雲丹のグレードアップと味噌汁を勧めてきます。私はこの手合いにはまだ平気で耐えれましたがカノーさんが異様に怒っていたのが印象的でした、近所に住んで応援しているから頑張ってほしいからこそもっとちゃんといい仕事をして欲しいと素人相手にグレードの変わらぬ雲丹を入れ高額を取る様なセコイ真似はやめて欲しいというのです。なるほど横のカウンターでおのぼりさん丸出しの若く気の弱そうなカップルの注文を聞くおばさんのやさぐれた目を見た時確かにカノーさんの怒りが理解できたような気がいたします。こんな店の為に東京のメンバー数人を連れ無理に来た自分に少し反省し深く詫びを入れ私と従者はカノーさんとタクシーに乗り込み彼の住む白川というところへ向かいます、ラバンバのスタジオもそうでしたが東京のアパートはどこも洒落ていましたカノーさんの家に泊めていただくことになり3時間ほどの仮眠をとることにいたしましたしかし私民間の食文化にも興味がありますものでカノーさんのキッチンを拝見させていただきましたガス台の上に置かれた鍋には手作りのラヴィオリがトマトベースのソースの中に浮いておりました。パーティ前カノーさんは友人らと手打ちパスタを作って食べるという会を開いておられたようでその残りだそうで酔いと睡魔に完全に打ちのめされたカノーさんに一言お断りをいただき「思いもせぬ」東京グルメをいただきました、当然素人作りなので改良点は沢山あるでしょうが諦めるより進歩すればよい味をしておりました、しかし一番心こもったもてなしの味だと(三時間後の11時一応)翌朝私が先に食べたことをよく憶えていないカノーさんがわざわざ温めなおして出してくれたラヴィオリを再び口に運んだ時そう感じました。まさかこのような形で東京の方が作られた「なう」な手料理をいただけるとは私も思っていませんでした。「旅先で食べたラヴィオリPRICELESS」、本当にご馳走様でした。カノーさんと再会を約束する別れをしこのグルメ旅に疲労したのか本人の言葉を借りれば「海鮮丼にやられた」のか腹具合の良くないDeamonを連れタクシーに乗り込み浅草へたかが連休ごときに西宮戎を遥かに凌ぐ人の波、浅草で合流したラバンバ曰く毎週こんなもんですよと。花屋敷の前で待ち合わせ地下鉄の駅へ向かう道中の浅草は大阪の新世界に少し似ている様な気がいたしました、どうも串焼屋などが並ぶ通りは「千と千尋の神隠し」の両親が豚になる料理屋の並ぶ通りの元になっているそうです。地下鉄で目黒に着くとすぐさまタクシーに乗り込み中目黒にあるラーメン二郎へ向かいました、やはり並んでいます。観光客と思わしきは我々三人でしたがみな大人しく待っております、関東の方は気がながいのだと感心いたしました。我々関西人の多くは待つのが嫌いです、優雅をうたい関東人を東エビスとまで呼んだ関西人の心の余裕のなさはとても優雅とは思えません。わざわざ作る工程があり我々には非合理としか思えないもんじゃ焼もそうですが食で楽しむ優雅さすなわち生活の優雅さを醸し出しております。注文につまらず

「にんにくまし 野菜まし 背脂まし カラメなし」

と店員と目が合った瞬間にしらっとかまし店員の作業速度をあげるのは二郎系ラーメンのしきたりのようでもたもたしていると隣の客に睨まれるようです、関西の二郎系でならした私は問題なく注文を伝えました後の問題は彼が答えを出してくれます。関西にくらべ随分麺が柔らかく茹でられておりました、スープは関西の二郎系よりもあっさりしておりまして飲めるくらいでございます非常に美味しいと思いました。次回に東京へ行った折にはまた食べてみたい味なのですがそうもいきません東京にはまだまだ未知な食があるからです、東京にある二郎「系」のラーメンも気になりますここまでラーメンの味の系統に細分化しているのも考えてみれば不思議です。

まだまだ東京を知らなければいけないと感じました。

2012/01/12 その参 東京グルメ

2012年1月7日東京恵比寿にありますenjoyhouseというお店で「放課後生ビール」というレギュラーパーティに出演させていただきました、東京は非常に楽しい街でした。

「東京いいとこよ、夜に見る東京タワーがとっても切なくってちょっとジーンてなるよ。見てみてね。」

「じゃあ、いってらっしゃい」と私に告げるまえに彼女が言いました、東京タワーが切ないとはどういう意味なのでございましょう?確かに風景に感情を感じること多々ございますが私残念なことに東京へ行ったことがなくその気分がよくわかりませんでした。ただイメージとしては矢沢永吉の歌う「東京」でした、逆にこの「東京」を聴いた時なぜかその切ない歌詞に不思議と涙が出ました。

この時のPVの矢沢永吉の姿をみて東京へ行く機会があるなら私も必ずスーツを着て行くと決めておりました、特にあこがれなどはありませんでしたがやはり東京とはすごいところなんだということは思っておりましたので今回のお話をいただいた時何より先にスーツのことが頭に浮かびましたそしてもちろんDJで「東京」をかけるつもりでもありました。次にせっかく東京へ行くのだから何かおいしいものを食べようと考えました、その土地でしか味わえないものとなるとやはり日本食になります東京でいくらすごい有名な洋食や中華を食べても結局本国の味にはかないませんもしも本国の味を超えていたならばそれは日本ナイズされた日本人の味になった海外をルーツにした日本食となるのです少なくとも天ぷらやラーメンなどの入国後100年以上の時を経て日本で独自の進化をとげたものでなければ日本食とはいえないと思うのです。そういう意味では近年爆発的な人気で存在を一気にあげたイタリアンやフレンチなどにはあまり興味がわかないのです、それというのはいわゆる郷土料理なのですがはたして東京に郷土料理があるのか私はわかりませんでした。東京湾で獲れた魚を使った江戸前のにぎり寿司も当然お金を出せば食べれるでしょうもちろん天ぷらも東京の味のイメージは否めません、しかし今回は現代の庶民の味を探してみようと的を絞り探訪してみることにいたしました。これが食べたいと「もんじゃ焼き らーめんじろう 築地の朝市の食堂 東京風のどん兵衛」と古くから知る友人でDJのラバンバにメールしたのは15時17分に新大阪を出発したのぞみがまだ京都にも着いていない頃でした5分後にかしこまりましたと送られて来たメールに添付されていた画像には(東京の)どん兵衛の蕎麦とうどんが写っておりました、なかなかに幸先良いスタートに心弾み胸高鳴りました。不謹慎なようですが私も料理人の端くれですので各国のその土地でしか食べれぬものをいただきたいという野望があり過去にも色々なものを食べて参りました尊敬するシェフのアンソニー・ボーディンはヴェトナムで生きたコブラの心臓を食べ「この体験談をすればかなり相手を退屈させずに過ごすことができる」というようなことを言っておりましたが確かにそのような気がいたします、私もコブラの生き血を飲み心臓を食べた話をした時(嫌な顔はされても)退屈されたことはありませんこのように次にそれを食べるチャンスがあるかないかといった時それは絶対にチャレンジするべきだと私は思っております、これは場所やその料理の(色々な意味での)難解さは関係ないと思います。毎日愛する人が作ってくれる料理も毎日同じ味ではありません必ず小さな変化はあるとおもうのです体調や心理状態によって味覚や調理技術には必ず差が生じます要するにプロの料理人はこの誤差が究極に少ない者が一流と呼ばれるに値する資格があるかと思います、喧嘩をした翌日の朝に愛する人が作る朝食の味はどうでしょう?もしバツが悪く顔を合わせ辛くともチャレンジすべきだと私は思います、そうして愛が更に深まる場合もございます。高鳴る胸を抑え名古屋~新横浜と過ぎ彼の指示通り品川で下車いたしました、ラバンバのスタジオがある武蔵小山という土地の「なんじゃもんじゃ」といういかにももんじゃ焼き屋らしいなんとも捻りのないネーミングの店に入り超非合理的粉物もんじゃ焼きを体験いたしました、過去に一度だけ関西で食べたことはありますがあまり私の口には合わなかった思い出がございましてなんとかこのイメージを払いたいと思いチャレンジいたしましたがただ面倒くさいだけでただ東京の下町でたべたというだけで私には響いてはきませんでした。但し今回は口には合わないとは思いませんでしたので後から聞いた情報を頼りに次回東京へ行く機会があればツキシマという土地で食べてみたいものだと思いました。おそらくこの食品は料理のなかでも捕食者に対してかなり高度な「作る愉しみ」を与えてくれるもので簡単な食品からいえば手巻き寿司そしていまや動物愛護団体より目をつけられ絶滅の危機に瀕した北京ダックなど食材を包むというものから鍋に入れて煮る揚げるといろいろとさせてまいります、ここで捕食者にさらに難易度を上げたものにたこ焼きが入ってまいりますくるっとひっくり返す技術は熟練が必要なのですがもんじゃ焼きはこの技術にプラス面倒さが加わります関西の粉物で(たぶん)相対するものとしてお好み焼がありますがこれも技術あっても面倒臭さはありません。ここに私大きな東西の差を感じました、せっかちな関西人は食べることに重きをおいて合理性を追求し関東人はそこまでのプロセスさえ楽しむことをしていたのです、ある意味優雅ですがもんじゃ焼を見ても関西人の私には優雅さは感じられませんでした。このあと私は従者を連れラバンバと三人で和そばと小料理を出すしゃれた店で粋に蕎麦で酒をたしなみ少し甘い出し巻き玉子をいただきました、これも文化の違いかもしれませんが関西人はそばは食事のものであり少なくとも酒の肴ではないという認識を持っていると私は思っておりましたので蕎麦で酒を飲む行為には少し戸惑いを憶えましたがなかなか悪いものではありませんでした、出汁の味が違うと関東はしょうゆ辛いと言われておりますが私には非常に美味しいと感じられましたむしろ関西でも蕎麦はこの出汁を使うべきで小麦ではなく蕎麦の持つ味を引き出す為の工夫がなされた蕎麦つゆをしょうゆ辛いの一言で関西風蕎麦を出してしまうのはあまりにも失礼ではないのかと心いためてしまいます、しかしながら東京のうどんはどうなのでしょう?今回の滞在では食べることはなかったのですが今度はあの出汁でうどんを食べてみたいものだと思っております好き嫌いは分かれるでしょうが私はきっと好きになれるかと思っております。蕎麦をたぐり終え店を出ると私どもはせっかく蕎麦焼酎の蕎麦茶割で温まった体を寒空にさらし恵比寿の会場へむかうのでした、当たり前でございます私仕事にやってまいりましたものですから…しかしまだ自分の満腹は満たされておりませんでした。

つづく

2012/01/09 その弐 悪名

東京にDJの出演が決まりやっとこの機会が来た事をまず神仏に感謝しご縁をいただいたカノーさんに感謝しております、東京恵比寿のenjoyhouseというお店で開催される「放課後生ビール」非常に興味深く楽しみでもあります旧友のDJ rabambaもよく知っているお店ということで更に親しみが湧いて参ります。段取りや軽快なキャッチ作りはカノーさんの得意技で今回もジャロが訴えてこんばかりによいしょしていただいております、口だけできれいごとならべてよいしょする人間はたくさんおりますが彼ほど実の伴ったことをしてくれる人間を私多くは知りません。彼はよくモテます、当然です、僻んでおります神戸のエースを謳っておりましても東京のナイスミドルにはやはりナイスな女性が常につきまとっているようなまるで艦載機に守られる空母のような「よい」つきまとわれ方をされているように感じますそれもそのはず彼は努力を惜しみません、勝者とは常に先を読み努力という我慢比べに残った者をさす言葉と私思います。そんなカノーさんが今回私のDJネームを3名義ある中のRATZONEを選んでくださいました、特に深い意味があって名義変更していたわけでもないのですが名前ってねぇと思います本質さえ伝わることができれば名前などは後からついてまいります要は名前を覚えてもらえるまでの人物かどうかではないでしょうか?その本質が問われるのです。悪名であったとしても一応は人が気にはなったわけですから名前すら覚えてもらえないでは生きてはゆけませんので悪名であってもありがたくちょうだいいたしております。先日友人のDJが変名を考えているといっていたので「牛若丸から義経なるようなもんか?」と言っておきましたが彼は本質を問われる身として相応しい名が付けれるのかどうか?ほかに考えることはないのか?などと不安になる時もあります。

新年一番東京へ行ってまいります、私実力はそこそこくらいにしかございませんが皆様にお見知りおきいただく程度に活躍してまいりましただからこそ今回のご縁があったのだと嬉しく思っております。今年も感謝の心忘れぬ神をもおそれぬBARmelとSABBATIC総裁天狗をよろしくおねがいいたします。

2012/01/04 その壱 瞬間

2012年を無事に迎えることができました日々生きている事にこそ感謝しなくてはいけません、正月に餅を買うお金がないとかこれでは正月を迎えれないと金策しているうちはまだ幸せな方でございます。本当に迎えれない人間は餅も正月もあったものではございません、常に死と隣り合わせの毎日を過ごしておれば毎日が正月のような多幸感が味わえます。命をいかに尊重し瞬間の喜びに命をかけれるようになってまいります、そもそも人生など瞬間の連続で成り立っているように私理解しております運命を感じることも当然多々ございますがその運命を活かすも殺すも決断はその一瞬で決まるかと思います。ただ後になって思い返した時色々と考えたりもしたと積み重なった時間を感じたりもしますが結局はこれも瞬間の連続をパラパラ漫画のようにいわばスライドショー機能を早送りにしたような感覚に陥ってしまうだけで自分の都合の良いようにスライドショーの再生速度を自分が記憶と心の中でコントロールしているに過ぎないかとおもっております更には編集機能などのスペックを持合わせておりますと勝手に記憶を変えてしまいかねません、いい思い出にしようとも悪い思い出にしようとも全ては自分の都合の良いように編纂されてゆきます実際にはその瞬間はその瞬間でしかないのです。瞬間を大事にしているでしょうか?DJなどをしておりますとのんべんだらりとプレイ時間内に抑揚を作り展開していくというような連続で物事を考えがちになりますトータルで考えた30分と瞬間の連続と思った30分の爆発力の違いは俄然異なってまいりますしかしながら瞬間の喜びを知るとその喜びにのめり込みます相当な疲労感が襲います当然一瞬一瞬に爆発力を持たせるのですからだらり尺で考えているのとは違い隙がありません。それでも瞬間の連続を楽しむ喜びは素晴らしいものでございますこれこそ生を感じる瞬間かと思います。キック音ひとつビートひとつに瞬間のエネルギーを爆発できることができれば小難しいDJが繰り出す音をひょっとすると理解できるかもしれません、これが出来ていないDJははっきり申しあげますと自分の出している音の小難しい音質などは理解しても本当に伝えたい本質は理解しておりません、さらに申しあげますと多くのDJは理解しておりません。最新のチャートを週替りでチェックし同じ曲を何千何万回聴いて自分の伝えたい本質に変わった時その曲は自分の伝えたい言葉や行動に変わっていくものと私思っております、流行っているからかけましたと言っておるような者が一番流行りに付いていけてない証拠でございます。正月といえば世間は賑やかでございますが私新年より仕事をこなしております3が日内に極東FSGのDVD販売に向けプロモーション作品を完成させ私が東京へ遠征に行く1月7日までには皆様の心を笑いの渦で満たしていることでしょう。では皆様今年もBARmelとSABBATICをよろしくお願いいたします。